北京での便利な交通手段、タクシー事情

海外旅行でいろいろな観光箇所を効率よくめぐるために必要な交通手段はいろいろあります。
中国でもバスや地下鉄などももちろんありますが、それらの交通機関がまだまだ不便な国です。

それでは中国旅行の際などにはどのような交通機関が便利かというと、やはりまず第一にタクシーなのではと思います。

現地の人もタクシーを同じようにとてもよく利用するので、その台数もかなり多いです。

乗り方は日本と同じで「空車」ランプがついたタクシーなら手を上げて止め、メーターを倒して発車ですが、日本とは違う点も沢山あります。

北京では初乗りは一律10元/3kmです。
深夜、早朝は割り増し料金で初乗り11元/3kmとなっています。
100元札で支払おうとするとおつりを持っていない事が多い為、乗車前に両替しておきましょうね。

2005年頃からでしょうか、ほとんどのタクシーが韓国の「ヒュンダイ」にに変わったようですが、昔からのシトロエンタクシーという赤いタクシーも走っているそうです。

2006年から初乗り一律2元/kmになり、新車でも古い車でもすべて同じ料金です。

現地の人にもサービス面で評判の良い会社が「首汽」と「漁陽」というタクシー会社です。
新車も多く取り入れているようです。

昔から北京のタクシーマナーは悪くて有名でしたが、最近はだいぶ改善されています。
また北京では、助手席に座ると話し掛けてくる運転手も多いですよ♪
出身地や国の習慣に関する質問などをされるかもしれません。覚悟してくださいね。

北京のタクシーのメーターは「往返(往復)」「単程(片道)」2種類の計算方式があり、「往返」はいくら走っても加算%は変化しないのですが、「単程」は、15kmを経過した場合以後50%の割り増し料金になるそうです。結局往返と同じようになるのですね。

これは時間とガソリン代が必要になってくることからの割り増し料金なようです。

タクシーに乗ったらまず目的地を告げますが、住所さえわかっていれば確実に目的地につけるとは限りません。

北京ではまず目印になるビル名、「三環路の●●出口」というような環状線の出口を告げ、目的地に近くなったら道案内をするのが一般的です。
有名な観光地などなら問題ありませんが、それ以外の場所に行きたい場合は土地勘も必要となってきます。

一番確実なのは、目的地の明記された地図を運転手さんに見せることです。
北京でタクシーを利用する際は、あらかじめ下調べをしておくことが大切です。

タクシー事情は同じ中国でも北京と上海は異なりますし、他の都市によってはまた事情がちがいます。
そのようなことも下調べしておく必要があるようですね。